韓国・仁川空港で中国人客が集団割り込み、案内係も負傷
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【07月21日 KOREA WAVE】韓国の仁川国際空港の出発ロビーで、中国人の運び屋とみられる乗客らが、チェックインカウンターの営業開始と同時に遮断ポールの下をくぐり、一斉にカウンターへ走る行為を繰り返している。2026年7月に同様の集団割り込みが5回発生し、案内係も負傷したため、空港当局は安全対策の検討を始めた。
仁川国際空港公社などによると、2日未明、仁川空港第1旅客ターミナル3階の出発ロビーで、中国人客数十人がチェックインカウンターへ一斉に走った。
乗客らは、曲がりくねった形に設置された待機列に沿って進まず、身をかがめてスーツケースを押しながら遮断ポールの下をくぐり、先にカウンターへ着こうとした。
当時の映像には、数十人が一斉に遮断線を越え、入り乱れながら走る様子が映っていた。映像がオンラインコミュニティーやSNSで拡散すると、人工知能(AI)で作られた映像ではないかとの疑いも出たが、仁川空港公社は実際に出発ロビーで起きた出来事だと確認した。
空港側は、乗客らを中国との間で商品を運ぶ運び屋とみている。大量の荷物を持つ乗客が、先に搭乗手続きを終えようと、カウンターが開く瞬間に待機列を無視して殺到したとみられる。
この過程で、現場の秩序を保っていた案内係が人波に押され、打撲や擦り傷を負った。スーツケースを引いた乗客が一度に押し寄せたため、転倒や圧迫など、より大きな事故につながる恐れもあった。
集団割り込みが繰り返された背景には、中国路線の利用客が増えたことも影響したと分析されている。一部の仁川―中国路線では、使用する航空機がエアバスA320から座席数の多いA350に変更され、1便当たりの座席数が約100席増えた。
このため、チェックインカウンターの営業開始時刻に乗客が集中し、前方の列を確保しようとする競争が激しくなったという。
仁川空港公社と航空会社は、乗客が集中する時間帯の出発ロビーの点検を強化している。遮断ポールの下や隙間から抜けられないよう、プラスチック製の仕切りを追加で設置する案も検討している。案内係の増員やチェックイン待機列の運営方法の改善についても協議する予定だ。
最近は中国現地で運び屋への取り締まりが強化され、出国者が減ったため、集団割り込みも一時的に収まっているという。
空港関係者は「現在は問題が一時的に解消された状態だが、いつでも再発する可能性がある」とし、「現場の状況を継続して確認し、秩序維持と利用客の安全確保に向けた対策を講じる」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News