戦闘機の「心臓」まで独自開発へ…韓国ハンファが挑む海外製エンジンの「第三国承認」打破とパッケージ輸出戦略
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【07月08日 KOREA WAVE】韓国ハンファエアロスペースが国防科学研究所とともに国内技術で開発した無人機用航空エンジンの試作2種を初めて公開した。未来の戦場における中核戦力とされる無人機エンジンを国産化し、自主国防の基盤を強化するとともに、防衛産業の輸出競争力も高める戦略だ。
メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、ハンファエアロスペースは7日、慶尚南道昌原第1事業場で「国産長寿命航空エンジン初度試作地上試験着手式」を開き、低被探知無人編隊機用の5500ポンド級ターボファンエンジンと、中高度無人機用の1400馬力級ターボプロップエンジンを公開した。行事には国防科学研究所、防衛事業庁、空軍、ハンファエアロスペースなど官民軍の関係者約300人が出席した。
これまでミサイルなどに使われる短寿命航空エンジンは国内技術で開発・量産された事例があったが、数千時間以上運用可能な長寿命航空エンジンの試作機が完成したのは今回が初めてだ。今回公開されたエンジンは組み立てを終え、地上試運転を進めている。
低被探知無人編隊機は、KF-21戦闘機と連携して偵察、電子戦、攻撃など多様な任務を遂行する次世代無人航空システムだ。中高度無人機(MUAV)は、長時間飛行を通じて広範囲を監視・偵察する戦力と評価されている。今後エンジン開発が完了すれば、機体、飛行制御、ミッション装備に続き、航空機の「心臓」であるエンジンまで国内独自技術で確保することになる。
航空エンジンは航空機の性能と作戦範囲を左右する中核部品だ。主要国は国家安全保障と先端技術流出防止を理由に、航空エンジン技術の移転と輸出を厳格に統制している。海外製エンジンを導入する場合、整備や性能改良、そのエンジンを搭載した航空機の輸出過程で、原製造国の承認が必要となる。
このため航空エンジンの国産化は、単なる部品開発を超えて、防衛産業輸出の自律性を高める課題とされる。国産航空機に国産エンジンを搭載すれば、第三国承認の負担を減らし、航空機・エンジン・航空電子機器・武装をまとめたパッケージ輸出戦略も強化できる。販売後のエンジン整備、部品交換、性能改良などのMRO事業につながり得る点も期待要因だ。
ハンファエアロスペースは、今回の試作開発を通じて、設計、製造、試験を網羅する航空エンジン開発の全サイクル能力を立証したとの評価を受けている。同社は1979年、空軍F-4戦闘機用J79エンジンのデポ整備生産を手始めに、47年間にわたり戦闘機、練習機、ヘリコプターなどに搭載されるエンジンを1万台以上生産してきた。
現在、ハンファエアロスペースが独自開発を完了した、または開発に参加している航空エンジンは、今回の無人機エンジン2種を含め計12種だ。同社は航空エンジンの重要技術確保と素材の自立化、製造能力の内在化、専門人材の育成にも拍車をかけている。
今後は、ステルス無人機に搭載される1万ポンド級ターボファンエンジンと、KF-21など次世代戦闘機用の先端航空エンジン開発にも参加する。ハンファエアロスペースは、蓄積してきたエンジンの生産・整備経験を基に、先進国との技術格差を縮め、国内航空エンジンの自立基盤を拡大する。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News