仁川国際空港(c)news1
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【02月15日 KOREA WAVE】韓国で、安楽死を目的に海外へ向かおうとした60代の男性を、警察が説得の末に出国直前で止めた。

仁川国際空港警察団などによると、9日午前9時30分ごろ、60代男性の家族から「父が安楽死を目的に出国しようとしている」との通報が入った。

警察は同日午前10時ごろ、出国場でこの男性と接触し最初の面談を試みたが、男性は「体調が良くないので最後に旅行へ出かけるつもりだ」と説明し、その時点では出国を阻止できなかった。

その後、午前11時ごろに家族から「遺書が見つかった」との追加通報があり、警察は搭乗直前の男性を呼び戻して再度説得に入った。パリ行き航空機の出発は約15分遅れ、男性は約3時間後、家族に引き渡された。

男性は肺線維症と診断され、スイスへ向かう予定だったとされる。スイスでは、医師が致死薬を直接投与する安楽死は認められていないが、本人の意思に基づき、医療関係者の支援を受けながら自ら薬物を投与する「医師補助自殺(補助的尊厳死)」は合法とされている。

警察関係者は「最初に出国場で会った際は、具体的な証拠がなかったが、遺書の発見で踏み込んだ面談が可能になった。同年代の警察官が粘り強く説得し、出国を思いとどまらせることができた」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News