「事件班長」(c)NEWSIS
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【01月06日 KOREA WAVE】「2人前を頼んでも、1人では食べられません」。韓国で“おひとりさま”文化が広がる中、ある50代の女性が1人でしゃぶしゃぶ店を訪れたところ、「1人客はお断り」と入店を拒否される出来事が起き、波紋を呼んでいる。JTBC「事件班長」で最近紹介された。

被害に遭ったのは、地方に住む50代の未婚女性。週末の楽しみとして“グルメ巡り”を日課にしていたが、人付き合いを得意としない性格からいつも1人で食事を楽しんでいたという。

そんな中、新たにオープンした評判のしゃぶしゃぶ店を訪れたこの女性。普段通り、2人前を注文するつもりだったが、「お1人様はご遠慮ください」と言われ、入店すら許されなかった。

女性は「2人分を注文して払うと言ったのに断られた。追い返されたようで、本当に悔しくてたまらない」と語り、「1人で食べることが罪なのか」と疑問を投げかけた。

この店の対応に対して、専門家からも疑問の声が相次いでいる。韓国オープンサイバー大学のパク・サンヒ教授(相談心理学)は「韓国では人口の3〜4割が1人暮らし。1人で食事をするのは当たり前の時代です」と指摘。「2人前を頼むなら店側に損はない。断る理由が理解できない」と語り、店の姿勢を批判した。

一方で、一部コメンテーターからは、店舗側の事情も考慮すべきとの意見もある。評論家のチェ・ヨンジン氏は「自分も女性と同じ立場なら傷つくと思う」と述べた上で、「店主の立場からすれば、1人で食事する客の姿を見て“自分も1人で利用したい”という他の客が増えるのを懸念したのでは」と推察。「予め1人客を拒否することで、そのような連鎖反応を避けようとした可能性もある」と語った。

韓国では「ホンバプ(1人ご飯)」という言葉が定着し、ソロ向けの店舗やメニューも増加中。1人ラーメン、1人焼肉、1人寿司など、多様な“おひとりさま向けビジネス”が成長を続けている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News