韓国で出産した米高級紙記者…産後ケアセンターに行って悟った「この国の少子化のわけ」
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【02月11日 KOREA WAVE】米紙ニューヨーク・タイムズの記者がソウル・江南(カンナム)の産後ケアセンターを体験して「韓国は出産率が最も低いが、産後ケアサービスは世界最高」と評した。高い費用を挙げながら、韓国の少子化の理由として説明した。
同紙のロレッタ・チャールトン記者は1月28日、ソウル江南(カンナム)の産後ケアセンターの体験談を報じた。チャールトン記者は最近、韓国で出産し、江南のケアセンターに入所した。ここでの生活を自ら経験し、出産に臨んだ女性を取材した。
チャールトン記者は「女性らは出産後数週間、ホテルのような施設を利用する」。一日3回提供される食事とマッサージ、24時間新生児ケアサービス、ピラティス授業などを紹介した。
女性らは2週間、ケアセンターの費用として6000ドルを支払ったという。マッサージケアなどを除いた基本費用である。
チャールトン記者はこのように高い費用について「これは韓国で子どもを育てるのにかかる費用の中でごく一部に過ぎない。韓国の低い出産率の一因を説明できる事実だ」と話した。費用が多くかかるため、出産をためらっていると見たのだ。
ケアセンターの費用は高いのに、入所の競争は激しく、急いで予約しなければならない実情も報道した。妊娠検査薬で妊娠を確認するやいなや予約した▽高級ケアセンターに予約しようと2台の携帯電話を使った――などの話を伝えた。
チャールトン記者は、ケアセンターを「母親たちのネットワーク」と説明した。ある女性はインタビューで「ケアセンターでの出会いが、親も子どもも一生続く。同じような階層に属する親や子どもたちと一緒にいたいという気持ちがあるだろう」と話している。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News