大型暴風雨「ノーイースター」で死者、大規模停電や交通混乱も 米北東部
09月28日 13:23
米マサチューセッツ州シチュエートで、ノーイースターの影響で発生した高波(2026年9月26日撮影)。(c)Joseph Prezioso/AFP
【9月28日 AFP】米東部で27日、人口密集地帯を強力な季節外れの暴風雨が襲い、激しい雨と風、大波により数万世帯が停電したほか、少なくとも1人が死亡した。
北東からの強風を伴うことからその名がついた強力な暴風雨「ノーイースター」は、米東海岸の広範囲に豪雨や時には積雪、強風、激しい高潮被害をもたらし、過去には数十億ドル規模の被害を出したこともある。ノーイースターは通常、晩秋から冬、春先にかけて発生することが多く、9月の発生はかなり早いとされる。
荒天はニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどの主要都市を直撃し、少なくとも1人が死亡、最大で13万戸が停電した。停電情報サイト「PowerOutage.com」によると、27日夕方までに数万戸で復旧が進んだ。
米国立気象局(NWS)は27日夕、東海岸一帯に数日間にわたって大きな混乱をもたらした暴風雨は弱まりつつあり、海岸の状況は改善傾向にあり、ニューヨーク、ニュージャージー、マサチューセッツ各州の一部で沿岸高潮警報が解除されたと発表した。しかし、まだ警戒は解かれていない。
NWSは「蛇行するノーイースターに伴う激しい雨と雷雨の波が、今夜から28日にかけてニューイングランド南部から中部大西洋岸北部にかけて影響を及ぼすと予想される」としている。
暴風雨の中心はニュージャージー州沖を渦巻いているが、関連する雲はニューイングランド地方の遥か北方まで広がっている。
NWSによると、最大瞬間風速は約20m/sに落ち着いており、ピーク時にニューヨーク州モントークポイントで観測された同約36m/sからは弱まった。
暴風雨は今後、勢力を弱めながら東へ移動したのち、今後数日で北へ進路を変える見込みだ。