【8月16日 AFP】ハリケーン「ララ」が15日、米ハワイ島に非常に強い風雨をもたらしている。気象予報当局は、ハワイ州全域に危険な水害が発生する恐れがあるとして警告を呼びかけた。
現地時間午前9時(日本時間16日午前4時)ごろ、最大風速は約33m/sに達し、熱帯暴風雨からカテゴリー1のハリケーンに発達した。
ハワイ島のあるハワイ郡にはハリケーン警報が発令された。州内その他の主要7島(マウイ島、モロカイ島、カホオラウェ島、ラナイ島、オアフ島、カウアイ島、ニイハウ島)には熱帯暴風雨警報が発令された。
ハワイ島では、250〜500ミリの降水が予想されており、総降水量は最大635ミリに達する可能性がある。
米国立ハリケーンセンターは午前8時(日本時間16日午前3時)の気象情報で、「この降雨により、特に急傾斜地では生命に危険を及ぼす洪水や土砂崩れが発生しやすくなる」と発表。
また、約30〜90センチの高潮には「危険な大波」が伴うとし、波のうねりは週末を通じて強まり、「命に関わる波や離岸流の発生」を引き起こす可能性が高いとしている。
この荒天は16日まで続く可能性がある。
ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は緊急事態宣言を発令し、「非常に深刻な嵐」だとし、ハワイ州と各郡が「がれきの撤去、インフラの確保、その他の準備措置を講じるための十分な資源を確保できるようにする」とした。
また、ホノルルのリック・ブランジャルディ市長は14日、行政として数日かけて嵐への備えを進めてきたとしながら、住民にも準備するよう呼びかけた。
州内各所では、ガソリンスタンドで急いで給油する人々の姿も見られた。
これ以前に同州を襲った最後の「大型ハリケーン」は、1992年の「イニキ」だった。この時には少なくとも6人が死亡し、数十億ドルの被害が発生した。
ハワイは先月もハリケーン「ファウスト」の脅威にさらされたが、最終的には、勢力を弱めて列島の北側を通過した。