トランプ氏、トルコからの極秘出国認める 「おとり」の記者から反発の声

08月13日 16:34


英ミルデンホールにあるロイヤル空軍(RAF)基地で、新型の大統領専用機の前に立つドナルド・トランプ米大統領(2026年7月8日撮影)。(c)SAUL LOEB / AFP


【8月12日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は11日、暗殺への脅威を理由に極秘に大統領専用機から別の機体に乗り換えていたとする前日の報道について、事実だったと認めた。

米紙ワシントン・ポストは10日、7月に訪問したトルコからの帰国時に、あらかじめ発表されていた大統領専用機とは異なる航空機を利用してトルコを出国していたことが分かったと報じていた。

トランプ氏は報道陣のぶら下がり取材に対し、「別の便、別の機体に乗ってほしいと言われた。安全性は同じだが、彼らがそうしろと言うのでそうした。私は彼らの言う通りにするまでだ」と語った。

「何らかの脅威があったのだろう。私自身はそれについて深く尋ねはしなかった」

トランプ氏はカメラマンや報道陣の前で堂々と大統領専用機に乗り込んだが、その後にケータリング用のコンテナに乗り込み、近くに待機していた米空軍の要人輸送機C-32Aへと移動した。AFPが撮影した当時の写真では、機体近くのケータリングおよび物資搬入用コンテナが確認できた。

ポスト紙の10日の報道によると、トランプ氏だけが秘密裏に別機へと移動しており、同行していた記者団や側近らはイランの攻撃のリスクにさらされた状態のまま、大統領専用機(エアフォースワン)でトルコを飛び立ったという。

トランプ氏は「実際のところ、私が乗った機体のほうが危険だったと思っている。彼らが狙うとすればこっちの機体だったと思う」と述べた。

また、「影響力のある大統領には常に多くの脅威がつきものだ」とし、「正直言って何も心配していない。何があろうと『どうにでもなれ』という私の姿勢はご存じの通りだ」とも付け加えた。

しかし、一部の報道陣からは、無断で「囮(おとり)」とされたことに怒りの声やホワイトハウスによる偽装工作や連絡不備に対する不満の声が上がった。