【6月25日 AFP】英イングランド南部で24日、最高気温36.1度が記録され、1976年に記録された6月の国内最高気温記録が0.5度更新された。
科学者たちが、気候変動によって熱波のような異常気象の頻度と激しさが増していると警告する中、英国での最高気温記録更新は2か月連続となっている。
午後にかけて最高気温の記録が何度も塗り替えられる中、英気象庁によると、南部沿岸のゴスポートで暫定値ながら36.1度が記録された。
気象庁は、24日と25日は終日にわたり、イングランド中部と南部、そしてウェールズの一部地域を対象に、極めて異例となる赤色警報で「極限の暑さ」を警告している。
チャールズ国王もこの暑さには苦労し、ロンドン気候ウイークの関連イベント出席時には携帯用扇風機で涼を取らざるを得なかった。
教師や保護者から、古い校舎では暑くなった夏に対応できる設備が整っていないとの懸念が上がったたため、熱波のピーク時に数百の学校が一部、あるいは完全休校となった。
また鉄道各社は、暑さによるインフラへの影響を予期して運行本数を減らしており、乗客には不要不急の移動を控えるよう呼び掛けている。
一方、欧州の大部分を襲っている熱波の影響により、スペイン本土では今週、6月の一日の平均気温が、少なくとも1950年以降では最高値を記録したと、スペイン国立気象庁が24日に発表した。
発表された暫定データによると、22日には平均28.08度、23日には同28.17度を記録し、2025年6月30日に記録したこれまでの最高記録28.01度を塗り替えている。
両日ともに、1950年以降では6月の平均最低気温の最高記録を更新し、22日には20.14度、23日は19.81度が記録される「熱帯夜」となった。
同国気象庁によると、23日にはカンタブリア州タマで最高気温が43.7度に達し、年間を通じた国内最高気温が更新された。
また、フランス気象庁は、24日の全国平均気温が1947年の観測開始以降最も高くなり、前日観測されたばかりの記録が更新されたと発表した。
仏気象庁の暫定データによると、全国30の観測点の昼夜気温を平均した「全国気温指標」は30度に達したという。
AFPの試算によると、フランスでは人口約6700万人のうち4400万人が、熱波に関する最高レベルの赤色警報の対象地域に住んでいる。(c)AFP