「家でもやろう」サポーターのゴミ拾いで日本人男性の家事参加率の低さが話題に

06月20日 15:19


サッカーW杯北中米大会・グループF、オランダ対日本。試合後、スタンドを後にする日本のサポーター(2026年6月14日撮影)。(c)Aric Becker/AFP


【6月20日 AFP】サッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会で日本代表のサポーターたちがスタンドでゴミ拾いをする姿は、世界中で広く称賛を集めている。しかし日本国内では、日本人男性が家庭内で掃除や家事をすることはめったにないという不満を訴えた投稿が拡散し、話題を呼んでいる。

国際サッカー連盟(FIFA)は今週、X(旧ツイッター)に青いユニフォームを着た男性たちが熱心にごみ拾いをする写真を投稿し、日本代表のサポーターたちが、再び「非の打ち所のないマナー」を示しスタジアムを去る前にスタンドを片付けたと称賛した。

その後、同様の画像がネット上で次々と拡散したが、あるXの投稿が日本人男性はいわれるほど素晴らしい存在ではないと主張したことで爆発的な反響を呼んだ。

190万回以上表示されたその投稿には、「日本人男性によるサッカー場でのゴミ拾いが注目されているようだが、日本人男性の家庭内労働時間は国際的にみても極めて低い水準。まず家の中のケア労働を分担してほしい」と記されていた。

この投稿には、スタジアムでは誇らしげにゴミ拾いをしている日本代表サポーターの男性が、自宅では洗濯物の山や、妻か母親であろう女性が皿洗いをしているのを一顧だにせず、ソファでくつろいでいるという風刺画が添えられていた。

内閣府がOECD(経済協力開発機構)が2021年にまとめたデータを引用して発表したところによると、日本で女性は家事や育児などの「無償労働時間」に男性の5.5倍もの時間を費やしている。英国は1.8倍、フランスは1.7倍、米国は1.6倍となっており、日本人男性の家事や育児への参加率は、諸外国の男性と比べて突出して低い。

日本代表サポーターによるゴミ拾いについて、擁護派は利他的な「日本の文化」だと呼ぶ一方で、反対派からは「ええかっこしい」との見方も出ている。

拡散したX投稿をめぐっても賛否が分かれている。

あるユーザーは投稿に賛同し、「夫が片づけをしなくて困っている奥さんは、まずは家の中でも夫に代表のユニフォームを着用させましょう」と投稿。

一方で別のユーザーは「主語デカすぎだろ。日本人男性とひとくくりにしないでください」と反論を書き込んでいる。(c)AFP