米LAのW杯スタジアム従業員がストライキ準備、賃金改善や移民捜査官の立ち入り禁止求める

06月07日 14:42


カリフォルニア州イングルウッドで、ストライキ投票のために労組本部に入るSoFiスタジアムの飲食店部門の従業員たち(2026年6月4日撮影)。(c)Frederic J. BROWN/AFP


【6月7日 AFP】サッカーW杯北中米大会の開幕を数日後に控える中、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるSoFiスタジアムの労組組合は、ストライキ権を圧倒的な賛成多数で可決した。

同スタジアムの飲食店部門で働く約2000人を代表する労組「ユナイト・ヒア・ローカル11」は、賃金の改善とともに、連邦政府の移民捜査官のスタジアム立ち入りを禁止する保障を求めている。

投票した96%がストライキの呼びかけを承認したことにより、11日に開幕するW杯の大会期間中、従業員たちはいつでも仕事を放棄できる青信号を得たことになる。

調理師、皿洗い係、バーテンダーらを代表する同労組は声明で、「スタジアムのフードサービス運営会社であるレジェンズ・グローバルおよび国際サッカー連盟(FIFA)との契約交渉は、主要な経済的課題や職場の安全問題において大きな進展が見られない」と述べた。

労組側はW杯の試合中に移民・税関捜査局(ICE)の職員がSoFiスタジアムに立ち入り、「安全に対する合理的な恐怖」が生じた場合、労働者が職場を離脱することを認めるよう求めている。

ICEは、ロサンゼルスを含む米国のさまざまな都市で時に強硬な摘発を行っていることから、人権団体から激しい批判を浴びてきた。

2020年に50億ドル(約8000億円)を超える建設費を投じて開業したSoFiスタジアムでは、W杯の試合が8試合開催される予定となっている。

12日にこのスタジアムで行われる米国内での開幕戦を前に、8日には新たな労使交渉が控えている。(c)AFP