【4月25日 AFP】サッカーサウジアラビア1部のアル・アハリに所属するリヤド・マフレズは24日、2年連続となるAFCチャンピオンズリーグエリート決勝進出について「信じられないこと」を達成したとしつつ、大会初出場の町田ゼルビアを決して侮ってはならないと警告した。
アル・アハリは昨年大会の決勝で川崎フロンターレを破って初のアジア制覇を遂げており、再びJリーグ勢との対戦を迎える。25日の決勝は本拠地キング・アブドゥラー・スポーツシティー・スタジアムで行われることもあり、優勝の本命とみられている。
しかしマフレズは、町田が決勝まで勝ち上がってきた驚異的な道のりを踏まえ、「何も保証されたものはない」とチームに改めて気を引き締めるよう促した。
前日会見に臨んだマフレズは、「チャンピオンズリーグの決勝に2年連続で進むというのは、誰にとっても当たり前のことではなく、信じられないようなことだ。だが最終的には、あしたの試合を戦わなければならないし、勝たなければならない。私たちはそのために全力を尽くす」と述べた。
「試合は本当に、本当に難しくなるだろう。(町田は)ここに来るにふさわしいチームだ。彼らは与えられたチャンスを100%生かしてきた」
アジアのクラブ大会に初出場となっている町田は、サウジアラビア・ジッダで行われた決勝トーナメント2試合では無失点を記録している。シャバブ・アル・アハリ(アラブ首長国連邦<UAE>)との準決勝は大きな物議を醸す結末となったものの、勝ち上がった。シャバブ・アル・アハリは、後半アディショナルタイムに決まった同点ゴールがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって取り消され、その後再試合を求めたもののアジア・サッカー連盟(AFC)に却下された。
28年間高校サッカーで指導し、初めてプロクラブを率いている町田の黒田剛監督は、「選手たちがピッチレベルで感じたもの、実感したものというのは、ファイナルでも活用できると思っている」と前日会見で述べた。
「ただ、あしたはスタジアムが満員のファン、サポーターが駆けつけると思う。そこを十分受け止めながら、のみ込まれることなく、自分たちをしっかりと出していって、さらに強いFC町田ゼルビアを表現できるように頑張っていきたい」
また黒田監督は、準決勝の騒動については引きずっていないと述べた。
「特に選手とはその(準決勝再試合の可能性について)会話はしていない。関わっているレフェリーが正当にルールに準じて、ジャッジをしてくれたものと思っている。映像を見ても、ルール通りしっかりと判定をしてくれたということに感謝するとともに、そこにリスペクトの気持ちを持って、われわれは自分たちのサッカーに集中したい」
日本勢9クラブ目となる優勝を目指す町田は、タイトル獲得となれば2014年のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ以来、2クラブ目となる初出場初制覇を達成することになる。(c)AFP