イタリア、イランに代わってW杯出場の臆測を否定

04月24日 09:09


2026年サッカーW杯北中米大会、欧州予選プレーオフ・パスA決勝、ボスニア・ヘルツェゴビナ対イタリア。試合前の国歌斉唱に臨むイタリアの選手(2026年3月31日撮影)。(c)Elvis BARUKCIC / AFP


【4月24日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領の特使が、イランの代替としてイタリアを2026年サッカーW杯北中米大会に出場させることを国際サッカー連盟(FIFA)に要請したと報じられた。これを受けてイタリア側は23日、イランと入れ替わる可能性について否定した。

パオロ・ザンポッリ米特使は英紙フィナンシャル・タイムズに対し、3月の欧州予選プレーオフで敗れた大会4度優勝のイタリアが、米国、メキシコ、カナダで開催されるW杯に出場できれば「夢のようだ」と語っていた。

しかし、イタリアのアンドレア・アボーディ・スポーツ相は23日、イタリアのW杯出場について「まず不可能であり、次に適切ではない。出場資格はピッチの上で勝ち取るものだ」と述べたと、同国通信社のANSAやAGIが伝えた。

この見解にはイタリアオリンピック委員会(CONI)のルチアーノ・ブオンフィリオ会長も同調し、「私は侮辱されたように感じる。W杯の出場権は自らの手で勝ち取るべきだ」と語った。

在ローマ・イラン大使館は、この提案は米国の「道徳的破綻」を示しており、イタリアが自国のサッカーの偉大さを示すために「政治的な特権」を必要としていないと反論している。

米・イスラエルの攻撃で始まった中東での戦争により、イランのW杯参加は不透明となっており、イランサッカー連盟(FFIRI)はチームの試合を米国からメキシコへ移すようFIFAと交渉していると発表している。しかし、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長はAFPに対し、イランはW杯に参加し、「抽選結果に従って、プレーすべき場所でプレーする」と述べていた。(c)AFP