韓国の出生率、25年は「0.80」 2年連続上昇も人口を維持するのに必要な水準は程遠く
02月26日 14:49
韓国ソウルの漢江沿いで、わが子と犬の写真を撮る男性(2024年9月23日撮影)。(c)ANTHONY WALLACE/AFP
【2月26日 AFP】韓国国家データ庁は25日、1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数を示す「合計特殊出生率」が2025年は0.80だったと発表した。23年の0.72、24年の0.75から2年連続で上昇したが、それでも現在の人口約5100万人を維持するために必要な水準である2.1程度には遠く及ばない。
韓国の合計特殊出生率は世界最低水準にあり、国民により多くの子どもをもうけるよう奨励する取り組みに数十億ドルもの資金が投入されている。
年間出生数は24年から25年にかけて6%以上増加し、2010年以来最大の伸び率となった。
パク・ヒョンジョン氏は記者会見で、出生率上昇の主な要因は韓国人の結婚件数の増加だと述べた。
「新型コロナウイルス感染症(Covid-19)のパンデミック(世界的な大流行)の影響で結婚を先延ばしにしていたカップルが結婚したため、2024年4月から昨年12月まで1年9か月連続で結婚件数が増加した」と語った。
韓国では、シングルペアレント(ひとり親)は依然として偏見の目で見られており、ほとんどの人が結婚後でなければ子どもをもうけない。
専門家によると、韓国の出生率が低い理由は複数あり、子育てにかかる費用の高さから、高給の仕事に就くのが難しい悪名高い競争社会まで多岐にわたる。
働く母親にとって、家事と育児の負担とキャリアの両立という二重の負担も、もう一つの重要な要因だと専門家は指摘している。
韓国政府はこの問題に対処するため、現金給付、育児支援、不妊治療支援などを提供してきた。(c)AFP