【2月26日 AFP】米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏(70)は24日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告との関係が「大きな過ち」であったこと、そしてロシア人女性2人と不倫関係にあったことを認めたが、エプスタイン元被告による犯罪への関与は否定した。
ゲイツ氏は、米司法省が先月開示したエプスタイン元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」に登場する著名人の一人。この文書によって、エプスタイン元被告の交友関係、不正な金融取引、そしてプライベートな写真が明らかになった。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ゲイツ氏は24日のゲイツ財団職員とのタウンホールミーティングで、自身とエプスタイン元被告との関係が財団の活動に影響を与えたことを遺憾に思うと述べた。
ゲイツ氏は、「エプスタイン氏と一緒に時間を過ごしたことは大きな過ちだった」と述べ、ゲイツ財団の幹部をエプスタイン元被告との会合に同席させたことも明らかにした。
「私の過ちによってこの件に巻き込まれた方々におわび申し上げる」と付け加えた。
開示されたメールの下書きの中で、エプスタイン元被告はゲイツ氏が不倫していたと主張。自身とゲイツ氏との関係について、「ロシア人少女たちとの性行為の結果に対処するためにビルが薬を手に入れるのを手助けしたことから、既婚女性との密会を手助けしたことまで」多岐にわたると記している。
■「不法行為は何も見ていない」
ゲイツ氏はタウンホールミーティングで、ロシア人女性2人と不倫関係にあったことを認めた。
「私は不倫していた。相手の1人はブリッジのイベントで知り合ったロシア人ブリッジプレーヤーで、もう1人はビジネス活動を通じて知り合ったロシア人原子物理学者だ」と述べた。
だが、エプスタイン元被告の被害者との関わりは否定。
「不法行為は何もしていない。不法行為は何も見ていない」と述べた。
ゲイツ氏は自身とエプスタイン元被告との関係について、エプスタイン元被告が未成年者への売春あっせんで有罪を認めてから3年後の2011年に始まったと述べた。
ゲイツ氏は、エプスタイン元被告の渡航を制限する「18か月間の措置(2008年に未成年者への売春あっせんで言い渡された禁錮18か月のこと)」については知っていたが、背景調査はしなかったと述べた。
ゲイツ氏は、2013年に当時妻だったメリンダ氏からエプスタイン元被告について懸念を示されたが、その後少なくとも1年間はエプスタイン元被告との関係を続けていたと述べた。
「今分かっていることを考えると、彼(エプスタイン元被告)の過去の犯罪だけでなく、今も彼の悪行が続いていたことが明らかになっており、事態は100倍ひどかった」とゲイツ氏は語った。
ゲイツ財団は、ゲイツ氏が年に2回開催されるタウンホールミーティングでエプスタイン事件などについて率直に語ったと述べた。
同財団はAFPへの声明で、「ビル氏は率直に話し、いくつかの質問に詳細に答え、自身の行動に責任を取った」と述べた。(c)AFP