中国、「反中勢力の浸透工作には断固対抗」 CIAのスパイ募集動画受け

02月14日 14:56


中国の国旗(2025年4月14日撮影)。(c)Hector RETAMAL/AFP


【2月14日 AFP】米中央情報局(CIA)が中国指導部に不満を抱く人民解放軍の将校などを対象にスパイを募集する新たな中国語動画を公開したのを受け、中国外務省は13日、外国の諜報(ちょうほう)活動に対し「あらゆる必要な措置」を講じると発表した。

CIAが12日にユーチューブチャンネルで公開した中国語の動画は、不満を抱える人民解放軍の将校を標的とし、中国の指導部や軍に関する情報提供を呼び掛けいるようだ。

中国外務省は「反中勢力」を非難し、国家安全保障を守るため行動すると表明した。

中国外務省の林剣副報道局長は記者会見でCIAの動画について問われると、「中国は、外国の反中勢力による浸透工作や破壊工作に断固として対抗し、国家の主権、安全保障、発展の利益を断固として守るため、あらゆる必要な措置を講じる」と述べた。

林氏は、中国が講じる可能性のある措置措置について具体的に言及しなかった。

CIAのユーチューブチャンネルに投稿されたこの動画は、架空の中国将校が「指導部が守っているのは自分たちの利益だけ」であり、「彼らの権力は数え切れないほどのうその上に成り立っている」と結論付け、CIAへの連絡を決意する様子を描いている。

さらに、将校が家族と共に自宅で過ごした後、車に乗って土砂降りの雨の中で検問所を通過した後、車内でノートパソコンを取り出し、キーボードを打ちながら「この道を選ぶことが、家族と祖国のために戦う私の道だ」と語る様子が続く。

動画には中国語のキャプションが添えられており、中国の指導部や軍、その他さまざまな分野に関する情報提供を呼びかけている。

キャプションには、「中国の高官に関する情報をお持ちですか? あなたは軍の将校ですか? あるいは軍と取引をしていますか? 諜報、外交、経済、科学、先端技術の分野で働いていますか? あるいはこれらの分野で働く人々と取引をしていますか?」「ぜひご連絡ください。私たちは真実を知りたいのです」と書かれている。

CIAには「Tor」の秘密サービスを通じて安全に連絡できると付け加えている。(c)AFP