【11月6日 CGTN Japanese】中国東部に位置する浙江省寧波市の民政部門はこのほど、同市で婚姻届を出した新婚カップルに、1組あたり1000元(約2万2000円)の結婚優待券を発給しました。この他にも寧波市と同様に、多くの地方都市が相次いで新婚カップルに対する結婚優待券の発給を発表しています。
寧波市民政局によると、優待券の発給対象者は2025年10月28日から12月31日にかけて同市で婚姻届を出した新婚カップルです。この期間に新婚カップルは1組につき、500元(約1万1000円)の商品を購入すると125元(約2750円)値引きされる優待券8枚、計1000元(約2万2000円)を受け取ることができます。
浙江省の他の都市も新婚カップル向けに結婚優待券を発給しています。適用範囲はウエディングフォト、結婚披露宴、手土産、婚姻家庭カウンセリング、ハネムーン旅行撮影、ウエディング衣装、ウエディングアクセサリー、結婚式関連グッズなどを経営する店などです。
また、中国北部に位置する山西省呂梁市では今年1月1日から、同市で婚姻届を出し、女性の年齢が満35歳以下のカップルに、1500元(約3万3000円)の結婚奨励金が支給されています。この奨励金は結婚登記窓口で現金で支給されるとのことです。南部広東省にある広州市や東莞市なども、ギフトバッグの贈呈など結婚を奨励する措置が次々と打ち出されています。
ウエディングフォト、ホテル宿泊、衣装レンタルなど多くの消費シーンに適用される小さな結婚優待券は、政府にとって消費を活性化する効果があるだけでなく、新婚カップルにとって結婚式の準備のための経済的負担がある程度軽減され、さらに業者にとって市場シェアの拡大にもつながっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News