オープンAI、ブラウザ「ChatGPTアトラス」でグーグルに挑戦
10月22日 17:54
オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO、2025年2月3日撮影、資料写真)。(c)Yuichi YAMAZAKI/AFP
【10月22日 AFP】米オープンAIは21日、自社開発の検索ブラウザ「ChatGPTアトラス」を発表した。人工知能(AI)を組み込んだブラウザで、圧倒的なシェアを誇る米グーグルの「クローム」に挑戦する。
最高責任者のサム・アルトマン氏はストリーミングでのプレゼンテーションで「これはChatGPTを中心に構築されたAI搭載のウェブブラウザだ」と述べた。
プレゼンテーションでは、ユーザーの代わりに検索を行うチャットボットの「エージェントモード」が紹介された。アルトマン氏によると、エージェントモードではChatGPTがウェブブラウザを自ら操作し、ユーザーの指示を実行するという。
ChatGPTアトラスは、アップルのオペレーティングシステム搭載のコンピュータ向けに21日から無料で提供されるが、エージェントモードはChatGPTの有料版ユーザーのみが利用可能となる。
アルトマン氏は「Windowsやモバイル端末にもできるだけ早く提供したい」と述べたが、具体的なスケジュールは明らかにしなかった。(c)AFP