米グーグルと豪AAP通信、AIに関する契約締結

08月20日 16:12


米グーグルのロゴ (2024年8月13日撮影)。(c)Josh Edelson / AFP


【8月20日 AFP】オーストラリアのAAP通信は、米グーグルが開発した生成人工知能(AI)「ジェミニ」の応答品質向上のため、コンテンツを提供することに合意した。両社が19日、発表した。

この契約の金銭面の詳細は明らかにされていない。

グーグルのオーストラリア・ニュージーランド地域ニュースパートナーシップ責任者であるニック・ホプキンス氏はこの契約について、ジェミニでの応答品質を「向上」させるためのリアルタイム情報を提供するのに役立つと述べた。

創立90年のAAPは、同社のジャーナリズムによってグーグル製品が提供する情報のタイムリーさと正確性を確保すると述べた。

AAPのエマ・カウドロイ最高経営責任者(CEO)は、「AAPは一流で信頼できる報道機関だとの評判を強く裏付けるものだ」と述べた。

テクノロジー企業が、ユーザーの質問に対する自然言語応答をより関連性の高いものにしようとしているため、ニュースメディアと生成AIメーカーとの間の取引が最近増加している。

フランスのAFP通信も1月中旬、同国の生成AI開発企業ミストラルと契約を結び、同社のチャットボットがAFPの記事を利用して応答を作成できるようにした。

AIが著作権で保護されたコンテンツを使用することに対して訴訟を起こすメディアもある。(c)AFP