米ロ会談にゼレンスキー氏出席へ調整 米副大統領

08月14日 20:36


米国のJ・D・バンス副大統領(2025年8月8日撮影)。(c)Kin Cheung/POOL/AFP


【8月11日 AFP】(更新)米国のJ・D・バンス副大統領は10日、米国がドナルド・トランプ大統領とロシアおよびウクライナの首脳との会談の実現に向けて調整を進めていると述べた。ウクライナ紛争の終結を目指し、米国とロシアが今週アラスカで首脳会談を行うことで合意しているが、欧州の同盟国はウクライナの参加を求めている。

米FOXニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」でバンス氏は、「最も大きな障害の一つは、(ロシアの)ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナの指導者である(ウォロディミル)ゼレンスキー大統領と決して会わないと言っていたことだが、トランプ氏はその姿勢を変えさせることができた」と述べた。なお、インタビューの収録は、米ロ会談開催について発表される前に行われた。

さらに、「現在、3人の首脳がいつ会い、この紛争の終結について話し合えるか、率直に言えばスケジュールなどを詰めている段階だ」と述べ、15日にアラスカで予定される米ロ首脳会談への期待を示した。

バンス氏はまた、「ウクライナ人とロシア人が受け入れ可能な交渉による解決策を模索している」としつつ、「誰もが大満足するものにはならず、最終的にはロシア人もウクライナ人も不満を抱くことになるだろう」と付け加えた。(c)AFP