避難民施設や水配給所に攻撃、ガザで死者29人 民間防衛機関
07月13日 17:45
パレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラトで、夜間にイスラエルの攻撃を受けた家屋(2025年7月13日撮影)。(c)Eyad BABA/AFP
【7月13日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛機関によると、イスラエル軍による攻撃で13日、少なくとも29人が死亡した。この中には、水の配給所近くで死亡した子ども6人も含まれている。
民間防衛当局のマフムード・バッサル報道官はAFPに対し、ガザ市に対する夜間から早朝にかけた複数回の空爆により「女性と子どもを含む」8人が死亡し、負傷者も出たと述べた。
また、ガザ市の南に位置するヌセイラト難民キャンプ近くの住宅がイスラエル軍の空爆を受け、「10人の殉教者(犠牲者)と複数の負傷者」が出たという。
さらに同キャンプ内では、避難民が集まる「飲料水の配給所」が無人機による攻撃を受け、8人が死亡。そのうち6人は子どもだったと説明した。
自治区南部のアル・マワシ沿岸地域でも、避難民を収容していたテントがイスラエル軍の戦闘機による空爆を受け、3人が死亡したとされる。
これらの攻撃について、イスラエル軍からのコメントは現時点で出ていない。
イスラエルによるガザ地区での外国報道機関の取材制限や、現地への立ち入り困難により、AFPは民間防衛当局などが発表した死傷者数や被害の詳細を独自に確認することができない。(c)AFP