英BBC、反イスラエル発言のフェス生中継めぐり「遺憾」
07月01日 10:33
英野外音楽祭「グラストンベリーフェスティバル」でクラウドサーフィングをする英パンクラップデュオ「ボブ・ヴァイラン」のメンバー(2025年6月28日撮影)。(c)Oli SCARFF/AFP
【7月1日 AFP】英国放送協会(BBC)は6月30日、世界最大級の野外音楽祭とされる「グラストンベリー・フェスティバル」で、英パンクラップデュオ「ボブ・ヴァイラン」が反イスラエル発言をしたにもかかわらず、生中継を停止しなかったことを謝罪した。
ボブ・ヴァイランはパフォーマンス中、「IDF(イスラエル軍)に死を」と観衆にコールさせた。
これについてBBCは、「振り返って考えると、パフォーマンス中に配信を停止すべきだった。そうしなかったことを遺憾に思う」と述べた。
BBCは「何百万人もの人々」がフェスの生中継を視聴していたが、「生中継したパフォーマンスの一つに、非常に無礼な発言が含まれていた」と説明。
「BBCは表現の自由を尊重するが、暴力の扇動には断固反対する」「ボブ・ヴァイランが表明した反ユダヤ主義的な感情は全く容認できず、BBCの放送にあってはならないものだ」と述べた。(c)AFP