中国初の「国際総合婚姻登記所」 福建省アモイ市で開業
06月20日 14:00
アモイ鼓浪嶼(コロンス島)婚姻登録センター(2025年6月18日提供)。(c)CGTN Japanese
【6月20日 CGTN Japanese】中国初の国際結婚を総合的に扱う婚姻登記場所のアモイ鼓浪嶼(コロンス島)婚姻登録センターが16日に開業しました。
開業当日には多くの新婚カップルがセンターを訪れました。福建省アモイ市にあるコロンス島は歴史に裏付けられた異国情緒あふれる街並みで知られ、国際交流が生んだ文化の多様性が高く評価され、2017年に世界文化遺産にランクされました。婚姻登録センターを訪れたカップルは、ロマンチックな雰囲気に満ちたこの街で互いに一生の伴侶となることを改めて誓います。中国が世界遺産の中に結婚登記所を設置したのも今回が初めてで、「公園式」の結婚登記所でもあります。
同婚姻登録センターでは、アモイ市民政局と思明区民政局の職員が婚姻登録業務を行います。カップルの一方が中国本土の住民であれば、結婚相手が中国本土の住民、もしくは外国人、香港・マカオ特別行政区と台湾地区の住民、華僑との婚姻登録が可能です。
同婚姻登録センターの建物は、コロンス島の南洋の建築風情と福建省南部の民俗の特色を取り入れ、「没入型文化体験空間」の構築を入念に配慮して作られました。ここには婚姻登録機能が備わっているだけでなく、福建省南部の結婚風習の展示室、婚姻証明書発行室なども設置されており、新郎新婦に多様な証明書発行モデルを提供し、婚姻登録を従来型の「事務処理」ではなく、儀式感と幸福度に満ちた「美学体験」に進化させました。
統計によると、過去5年間、アモイ市での年平均結婚登録件数は2万組を超え、アモイ市以外の多くの若者がアモイを訪れて婚姻登録し、結婚イベントを開催しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News