500歳近くの北京地壇公園「神馬圏」が初めて一般公開

06月12日 14:20


北京市内にある地壇公園の神馬圏(2025年6月11日提供)。(c)CGTN Japanese


【6月12日 CGTN Japanese】北京市内にある地壇公園の「神馬圏」はこのほど改造を終え、初めて一般公開されました。1530年に建てられたこの古建築は、中国の明代と清代の皇室の祭祀の際に御馬を飼育していた場所で、これまでは非公開でした。最小限の改修工事を経て、今ではコーヒー文化、カクテルアート、生活美学を融合させた没入型の体験空間に変身し、多くの市民や観光客が訪れるようになっています。

「神馬圏」は地壇公園の北西部に位置し、朱塗りの門に入ると、人より高い何匹もの馬の彫像が見え、まるで見学者にその古い歴史を語りかけているようです。庭の中にある古建築「神馬殿」は、伝統的な赤い柱や窓枠、緑の瑠璃瓦の屋根が昔のまま残され、古風で優雅な雰囲気を漂わせています。神馬殿の外にはいくつかのティーテーブルが置かれ、観光客がお茶やコーヒーを飲むことができます。庭の中は緑豊かで、周囲には地壇の鐘楼をテーマとした絵画、タイムアートのインスタレーションなどの文化クリエーティブ作品と装飾が施されています。

 神馬圏が初めて一般公開された後、コーヒー、お茶、お酒を楽しむ消費空間となり、定期的に開催される絵画展、コンサート、読書会などの文化イベントのほか、お茶、コーヒー、カクテルに関するミニ教室も不定期的に開設され、地壇公園の文化消費ゾーンとして、消費を促し、文化、ビジネス、観光の融合による新たな活力を生み出しています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News