バッテリーショー・ヨーロッパ2025出展企業 中国バッテリー産業との協力強化に期待

06月06日 13:50


独のツェル・システムテクニック社のゼネラルマネージャーであるミケーレ・ファルッジョ氏(2025年6月5日提供)。(c)CGTN Japanese


【6月6日 CGTN Japanese】ヨーロッパ最大のバッテリー技術展示会であるバッテリーショー・ヨーロッパ2025が現地時間3日、ドイツのシュツットガルトで開幕しました。全世界から1100社余りの企業が出展しています。会場では、多くの欧州バッテリー企業が中国市場に注目しており、駆動用バッテリー分野で中国との協力拡大に期待を寄せています。

 昨年、中国の新エネルギー車の年間生産台数と販売台数は、いずれも1200万台を上回り、新エネルギー車の急成長は中国の駆動用バッテリー産業に完全な産業チェーンとサプライチェーンの形成をけん引しました。そのため、欧州バッテリー企業の多くが中国市場に明るい見通しを持っています。一方、米国の関税政策の影響を受けて、これまでは米国市場に依存していた一部の欧州企業は新たな代替市場を模索せざるを得なくなり、中国での事業展開に拍車をかけています。

 ドイツのツェル・システムテクニック社のゼネラルマネージャーであるミケーレ・ファルッジョ氏はインタビューに対し、「わが社はすでにある中国企業との商談を進めており、彼らとの協力拡大を検討している。中国企業は高度な技術を持っており、製品の品質も優れているため、彼らとの協力は望ましいことだ」との考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News