ガザの状況「耐え難い」、停戦へ議論を ドイツ外相
05月11日 12:03
ドイツ・ベルリンで、外務省の引き継ぎ式で演説するヨハン・バーデフール新外相(2025年5月6日撮影)。(c)RALF HIRSCHBERGER / POOL / AFP
【5月11日 AFP】ドイツのヨハン・バーデフール新外相は10日、パレスチナ自治区ガザ地区の人道状況は「今や耐え難い」として、「停戦に向けた真剣な議論」を呼び掛けた。
外務省の発表によると、バーデフール氏はイスラエル訪問を前に、「人質全員が解放されるとともに、ガザ住民に物資が届くようにするための」話し合いを「開始することが急務だ」と述べた。
一方で、イスラエルに対するドイツの揺るぎない支持を再確認した上で、「3月から激化している戦闘の戦略的目的について尋ねる」意向を示した。
バーデフール氏は11日にイスラエルでベンヤミン・ネタニヤフ首相、ギデオン・サール外相と会談する予定だ。
イスラエル軍は2か月間の停戦の後、3月18日にガザへの攻撃を再開。ガザは同月2日から厳しい封鎖下に置かれており、深刻な人道危機に直面している。(c)AFP