中国 4月の倉庫業指数は50.7 6カ月連続拡張維持

05月10日 15:30


中国の物流倉庫(2025年5月8日提供)。(c)CGTN Japanese


【5月10日 CGTN Japanese】中国物流購買連合会は7日、4月の中国倉庫業指数を発表しました。指数は6カ月連続で拡張区間を維持し、倉庫需要は増加し続け、第2四半期の好調なスタートを切りました。

 4月の倉庫業指数は50.7で、前月比で0.1ポイント下落したものの、6カ月連続で拡張区間(50以上)を維持しており、新規受注指数や企業従業員指数などが顕著に上昇し、市場需要の持続的拡大と雇用吸収能力の向上が確認されたということです。

 品目別に見ると、建設需要の繁忙期を迎えたことで、コモディティ商品の倉庫業務における新規受注が加速しています。加えて、連休に備えて企業の積極的な備蓄により、食品、繊維製品、医薬品などの消費財倉庫業務の新規受注も顕著な増加を見せました。特に鋼材、非鉄金属、食品、繊維製品、医薬品などの新規受注指数は大幅な上昇を記録しました。

 また、在庫効率を反映する平均在庫回転率指数は引き続き高い景気水準を維持しており、商品回転効率の高さを示しています。これにより、サプライチェーンの川上と川下の連携が円滑であることが確認され、在庫消化スピードの加速傾向が持続しており、全体の在庫水準は前期に比べ低下傾向を続けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News