【5月8日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)は7日、プレーオフのカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、イースタンカンファレンスではニューヨーク・ニックスが昨季覇者のボストン・セルティックスを91-90で破り、シリーズの成績を2勝0敗とした。
ニックスは第1戦のオーバータイムでの勝利に続き、この試合でも20点差をひっくり返す劇的な逆転勝利を収めた。
ミカル・ブリッジズはこの日の14得点すべてを第4クオーターに記録し、さらに終了間際には、決勝点を狙ったジェイソン・テイタムからスチールを奪った。
ニックスではジョシュ・ハートがチーム最多の23得点、カール・アンソニー・タウンズが21得点、17リバウンド、ジェイレン・ブランソンが17得点を決めた。
一方のセルティックスは、シリーズ開幕からホームで2連敗。ジェイレン・ブラウンとデリック・ホワイトがそれぞれ20得点を挙げたが、ブラウンは後半わずか3得点に終わった。チームも第4クオーターに14本連続でフィールドゴールを外し、ニックスに反撃の余地を与えた。
第3戦は10日にニックスのホームで行われる。
ウエスタンカンファレンスではオクラホマシティ・サンダーが149-106でデンバー・ナゲッツに圧勝し、シリーズの成績を1勝1敗のタイに戻した。
シリーズ初戦で14点のリードをひっくり返されて敗れていた第1シードのサンダーは、前半に最多記録を更新する87点を奪った。これまでのプレーオフの試合前半での最多得点は、2017年のファイナル第4戦でクリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステイト・ウォリアーズから記録した86点だった。
サンダーはシェイ・ギルジアス・アレクサンダーがフィールドゴール13本中11本の成功に加え、11本のフリースローすべてを決めて34得点を挙げると、ジェイレン・ウィリアムズが17得点、チェット・ホルムグレンが15得点、11リバウンド、2スチール、2ブロックを記録。合計8選手が2桁得点を記録した。
一方、初戦で42点を挙げたナゲッツのニコラ・ヨキッチは17得点にとどまると6本のターンオーバーを許し、第3クオーター終盤にはファウルアウトとなった。(c)AFP