中国義烏の卸売業者 対米依存を脱却しアフリカ市場へシフト
04月30日 15:30
バイヤーで賑わう中国の義烏国際商業貿易城(2025年4月25日提供)。(c)CGTN Japanese
【4月30日 CGTN Japanese】「世界のスーパー」として知られる中国東部の浙江省義烏は、国際貿易情勢の複雑化に直面しながらも、巧みに対応しています。義烏国際商業貿易城の経営者の多くは冷静に対応しており、さまざまな方法で外部からの圧力を解消しています。
調理器具を扱う店の経営者である劉萍娟さんは、自社のビジネスは米国市場に依存していないと述べ、「米国の顧客が旧正月前に注文した商品は4月末に出荷する予定だったが、すでにアフリカ市場へ輸出した」と紹介しました。劉さんは、「義烏の企業には粘り強さがある。一つのドアが閉められても、ほかの無数のドアを開けることができる。なぜならば、私たちはグローバル貿易を営んでいるから」と意欲を示しています。
クリスマス用品エリアでは、多くの外国人バイヤーが義烏の各店舗でサンプルを選んだり、注文について相談したりしています。経営者の蒋江平さんは、「義烏市場は全世界を相手に取引している。カザフスタンやロシア向けのビジネス拡大も可能で、いずれも順調だ」と満足げに話しています。
義烏の卸売業者たちは、変化する国際情勢の中でも多様な市場を開拓しながら、世界との結びつきをより強めているようです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News