山東省、太陽光発電と畜産業の両立でグリーン発展に寄与

12月11日 16:18


山東省招遠市張星鎮小高家村の太陽光発電所「超悦」で撮影した肉用牛舎の屋根に設置された太陽光パネル(資料写真)。(c)Xinhua News


【新華済南12月11日】中国山東省では、畜舎の屋根でグリーン(環境配慮型)発電を行い、舎内ではエコな飼育を行う太陽光発電と畜産業を両立させた「牧光互補」モデルがグリーン発展を後押ししている。同省招遠市張星鎮小高家村の太陽光発電所「超悦」は、肉用牛舎の屋根に太陽光パネルが設置され、太陽光エネルギーをグリーン電力に変換している。

 面積350ムー(約23ヘクタール)の同発電所は、「企業、協同組合、農家」が連携する経営モデルを採用。畜産農家に20万平方メートルの飼育用地を提供し、現時点で合計20戸の畜産農家が肉用牛1万5千頭以上を飼育している。

 中国送電大手国家電網傘下の国網招遠市供電の荘仲超(しょう・ちゅうちょう)マーケティング部主任は「同発電所は蓄舎の屋根という空きスペースを有効活用している。設備容量は5900キロワット、年平均発電量は約700万キロワット時で、年間7千トンの二酸化炭素(CO2)排出量の削減に相当する」と説明した。

 同省膠州市鋪集鎮彭家荘村では、農業・畜産業企業の青島膠河源農産が所有する面積400ムー余り(約27ヘクタール)の太陽光発電所に、16棟連結型のスマート豚舎の屋根に太陽光パネルが設置され、舎内では2千頭余りの黒豚を飼育。

 同じく国家電網傘下の国網膠州市供電の李暁盟(り・ぎょうめい)発展建設部主任によると、「牧光互補」モデルを採用する同発電所の設備容量は1100キロワットで、22年の稼働開始以降の年平均発電量は約150万キロワット時に上る。「畜舎の消費電力を全て供給できるほか、電気代支出を年間19万元(1元=約21円)節約し、さらに余剰電力の売却により年間26万元の収益も得ている」と説明した。

 同省太陽光エネルギー産業協会の張暁斌(ちょう・ぎょうひん)常務副会長は、「牧光互補」モデルがクリーンエネルギーを供給するだけでなく、産業の収入源を広げ、新エネルギー開発とエコな飼育の有機的融合を実現すると語る。同省能源(エネルギー)局によると、省内の太陽光や風力などの新エネ発電設備容量は9月末時点で8414万キロワットに達し、全国上位を誇る。