ヘリコプター「S-300C」国産化、一号が引き渡される 中国

12月22日 21:20


中国国産の「S-300C」(2022年12月22日提供)。(c)CGTN Japanese


【12月22日 CGTN Japanese】中国南東部の江西省(Jiangxi)に本拠を置くヘリコプター製造会社、中航工業昌河飛機工業(集団)によって製造されたヘリコプター「S-300C」の一号機が20日、顧客に引き渡されました。主にパイロットの訓練や低空観光などに使用されます。一号機の引き渡しは、国産化された「S-300C」が国内市場への参入に成功したことを示しています。

 S-300Cは、重さ約1トンの軽量多目的ヘリコプターです。同シリーズは世界で最も人気が高く、保有台数が最も多い訓練用ヘリコプターの一つで、経済性が極めて高く、使用寿命が比較的長く、飛行性能の信頼度が高いことから、パイロットなどの訓練や農薬の空中散布、航空撮影、スカイパトロールなど幅広い分野で使用されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News