
ジャカルタ・バンドン間高速鉄道2号架橋工事、箱桁架設完了

07月14日 11:49




ジャカルタ・バンドン間高速鉄道の2号特大橋で、最後の箱桁据え付け工事の様子(2022年6月28日提供)。(c)CGTN Japanese


【6月28日 CGTN Japanese】インドネシアでは、首都ジャカルタと同国第4の都市であるバンドンを結ぶ高速鉄道の建設作業が進められています。うち、2号特大橋と名づけられた橋梁の架橋工事現場では27日、最後の箱桁が据え付けられました。これにより、中国電力建設集団が請け負う1号工場で製造された1018基の箱桁の据え付けが全て完了しました。
ジャカルタ・バンドン間高速鉄道は全長142キロで、80%以上が橋梁やトンネルです。橋梁では、主にプレハブ工法で作り上げた箱桁が用いられています。全部で2532基の箱桁が使用されますが、そのために3つの工場が設けられました。中でも時速200キロ、300キロ、350キロの走行速度に対応する3種類の箱桁を製造する1号工場は規模が最も大きく、加工数は最も多いです。
21日にはジャカルタ・バンドン間高速鉄道の2号トンネルが貫通したことで、路線内のトンネル13カ所、全長1万6643メートルがすべて貫通しました。このことで、2023年6月に予定する運行開始に向け確固たる見通しが確立されました。
ジャカルタ・バンドン間高速鉄道の着工は2018年でした。最高設計時速は350キロです。現在はジャカルタからバンドンまでの所要時間が3時間以上ですが、竣工(しゅんこう)後は40分にまで短縮されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

