2022年ダカールラリーのコース発表、3年連続のサウジ開催

11月29日 15:53


2020年のダカール・ラリーに出場したトヨタのジニエル・ドヴィリエ(2020年1月5日撮影、資料写真)。(c)FRANCK FIFE/ AFP


【11月29日 AFP】2022年のダカールラリー(Dakar Rally 2022)の全コースが28日に発表され、大会は今年も過酷なサウジアラビアの砂漠をめぐるものとなった。

 3年連続のサウジ開催となる今回のダカールは、1月1日から14日にかけて行われ、広大なルブアルハリ砂漠(Rub al Khali Desert)を生かした総距離8375キロのコースになっている。

 サウジアラビアは人権を軽視しているとして国際社会から非難されているが、44回目のダカールには、各カテゴリー合計で国外から1065人の選手、578台の車両が集まった。

 コースの大まかな地形と背景は昨年の大会と同じで、港町ジッダ(Jeddah)をスタート、フィニッシュ地点とする全12ステージの構成となっている。首都リヤド周辺の砂丘地帯や、謎めいたルブアルハリ砂漠もコースに組み込まれた。

 ハイブリッド車もダカールに初登場し、総合優勝14回を誇るステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)、優勝3回のカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)というトップ選手もこのタイプのマシンに乗車する。

 二輪部門では、トビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)とサム・サンダーランド(Sam Sunderland、英国)、マティアス・ウォークナー(Matthias Walkner、オーストリア)、リッキー・ブラベック(Ricky Brabec、米国)、ケビン・ベナバイズ(Kevin Benavides、アルゼンチン)という近年のチャンピオンがそろって出場する。

 二輪とクアッドのドライバーは、高速で事故を起こした場合の衝撃を和らげるため、全員がエアバッグ内蔵のジャケットを着用する。(c)AFP