コロナ新変異株「オミクロン」 WHOが懸念対象に指定

11月27日 18:19


新型コロナウイルスの電子顕微鏡画像。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)/米国立衛生研究所(NIH)提供(2021年3月28日提供、資料写真)。(c)AFP PHOTO /NATIONAL INSTITUTE OF ALLERGY AND INFECTIOUS DISEASES/NIH/HANDOUT


【11月27日 AFP】(更新)世界保健機関(WHO)は26日、アフリカ南部で最近見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」を懸念される変異株(VOC)に指定し、「オミクロン」に改名したと発表した。

 VOCは最も危険視される変異株の分類。現在世界の主流株となっているデルタ株や、デルタ株に感染力で劣るアルファ株やベータ株、ガンマ株が指定されている。

 26日には、各国がオミクロン株の感染拡大を防ぐため、アフリカ南部の国々からの航空便の乗り入れを停止。株式市場と原油価格はオミクロン株に対する懸念から急落しており、世界経済の回復に大きな打撃を与える可能性がある。

 WHOは「新型コロナウイルスの疫学的に有害な変異」が認められることから、「B.1.1.529を懸念される変異株に指定し、オミクロンと命名した」と説明。オミクロン株の感染力や重症度、ワクチンや検査、治療への影響の調査は完了まで数週間かかるとした。

 オミクロン株の存在は24日、南アフリカによってWHOに初めて報告された。初の感染例は、9日に採取された検体で確認された。南アフリカでの感染者数はここ数週間で急増しており、オミクロン株が検出された時期と一致している。(c)AFP/Robin MILLARD