ラツィオファン、ミラン選手に人種差別チャントか 連盟が調査開始
09月18日 16:59
イタリア・セリエA、ラツィオのサポーター(2020年1月26日撮影、資料写真)。(c)Vincenzo PINTO / AFP
【9月18日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は17日、同国セリエAのラツィオ(SS Lazio)ファンがACミラン(AC Milan)のMFティエモエ・バカヨコ(Tiemoue Bakayoko)らに人種差別的なチャントを浴びせた疑惑をめぐり、調査を開始したことを明らかにした。
この件については、ミランがバカヨコ本人から自身とチームメートのフランク・ケシエ(Franck Kessie)に対し、ラツィオファンから人種差別的な言葉を浴びせられたとの報告を受け、FIGCに調査を依頼していた。FIGCは現在、ミランが2-0で勝利した12日のラツィオ戦の映像を確認しているという。
バカヨコは自身のインスタグラム(Instagram)アカウントで、「俺とフランク・ケシエに人種差別的な言葉を叫んだ一部のラツィオファンへ。俺たちは強く、自分たちの肌の色を誇りにしている」と投稿し、「俺たちのクラブが連中を特定することに全幅の信頼を置いている」とつづっていた。
イタリアサッカー界では近年、人種差別行為が深刻な問題となっている。中でもラツィオは最も悪評が高いクラブの一つで、少なくとも1970年代から極右グループとつながりがある過激なサポーターがいることで知られている。(c)AFP