セレーナがハレプに完勝、「信じられない」大坂との全豪準決へ

02月17日 10:43


全豪オープンテニス、女子シングルス準々決勝。勝利を喜ぶセレーナ・ウィリアムス(2021年2月16日撮影)。(c)William WEST / AFP


【2月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)は16日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第10シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-3で第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に勝利し、大坂なおみ(Naomi Osaka)との準決勝へ駒を進めた。

 セレーナは、大坂を「信じられない」選手と呼び、さらにレベルを上げていきたいと話している。

 自身通算20回目の全豪オープンにして、77回目のグランドスラムを戦っているセレーナは、プレーの強度と正確性のギアを一段上げてハレプを撃破した。

 セレーナは「今大会で一番良い内容だったのは確か」と話し、「もちろん、世界ランキング2位が相手だから、レベルを上げなくてはならなかったし、それにはさらに良いプレーをする必要があると思っていた。それができてすごくうれしい」と続けた。

 グランドスラム通算23勝を挙げているセレーナは、これでマーガレット・コート(Margaret Court)氏が持つ最多タイ24勝目へまた一歩近づいた。しかし、このところはグランドスラム決勝で4回敗れており、優勝は妊娠中に大会を制覇した2017年の全豪オープンまでさかのぼる。

 決勝への道のりに立ちはだかる大坂は、準々決勝でベテランの謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)を6-2、6-2で下している。セレーナは「もちろん、次は信じられない相手と戦うから、自分のテニスのレベルがこのまま上がっていけばうれしいし、そうする必要がある」とコメントしている。

 一方、圧倒的な安定感を持つハレプは、セレーナとの過去11回の対戦で2勝しかできておらず、前回対戦した2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)決勝では6-2、6-2で快勝したが、今回は完敗を喫した。(c)AFP/Martin PARRY