チェコの集合住宅で火災、11人死亡 放火の疑い

08月09日 16:47


チェコ東部ボフミンで、火災が発生した集合住宅のバルコニーから立ち上る煙(2020年8月8日撮影)。(C) Lukas Kabon / AFP


【8月9日 AFP】チェコで8日、集合住宅の火災が発生し、子ども3人を含む11人が死亡した。警察は放火の疑いがあるとみて調べている。

 消防当局がAFPに語ったところによると、火災があったのは首都プラハから東に約300キロ離れたポーランドとの国境に近いボフミン(Bohumin)で、コンクリート建ての集合住宅の11階から出火した。この階で子ども3人と大人3人が死亡し、犬1匹も死んだ。

 消防隊は直ちに火災現場に駆けつけたものの、消火活動中に5人が12階の窓から飛び降りて死亡したという。

 警察は、今回の火災と関連して1人を拘束したと発表した。警察関係者は、子ども3人を含む5人が死亡した2013年の集合住宅火災と酷似しているとの見方を示した。

 この7年前の火災はチェコ東部フレンシュタート(Frenstat)で、入居者の男が引き起こしたガス爆発によって発生した。男は他の入居者らを嫌っていたとされ、この火災で自身も死亡した。(c)AFP/Jan FLEMR