【8月9日 AFP】20F1第5戦70周年記念GP（70th Anniversary Grand Prix）は8日、予選が行われ、メルセデスAMG（Mercedes AMG）のバルテリ・ボッタス（Valtteri Bottas）がチームメートで総合首位のルイス・ハミルトン（Lewis Hamilton）をわずかに上回り、劇的なポールポジション獲得を果たした。

　ボッタスは白熱の予選の最後に1分25秒154の最速ラップを刻み、ハミルトンを0秒063上回った。メルセデスのフロントロー独占はこれで67回目となった。

　チームとの契約を来季まで延長してから2日後、自身13回目のポール獲得を果たしたボッタスは「良い気分だ」「先週からセットアップとマシンの両方が改善した。精神的にも、ポールからのスタートなら優勝を狙うしかないから、出発点は上々だ。素晴らしい車を運転できてすごく気分が良い」とコメントした。

　一方のハミルトンは2番手「転落」は予想外だったと話しつつ、「自分の走りはそんなに良くなかったが、バルテリは見事な仕事をしたし、ポールにふさわしい」とコメントした。

　新型コロナウイルスの検査で陽性となったセルヒオ・ペレス（Sergio Perez）の代役として出場しているレーシングポイント（Racing Point）のニコ・ヒュルケンベルグ（Nico Hulkenberg）が3番手に食い込んだ。

　レッドブル（Red Bull）のマックス・フェルスタッペン（Max Verstappen）が4番手に入り、これにルノー（Renault）のダニエル・リカルド（Daniel Ricciardo）、レーシングポイントのランス・ストロール（Lance Stroll）、アルファタウリ（AlphaTauri）のピエール・ガスリー（Pierre Gasly）が続いた。

　フェラーリ（Ferrari）のシャルル・ルクレール（Charles Leclerc）が8番手。9番手がレッドブルのアレクサンダー・アルボン（Alexander Albon）、10番手がマクラーレン（McLaren）のランド・ノリス（Lando Norris）となった。(c)AFP/Tim Collings