クルードラゴン、ISSから分離 地球に帰還へ
08月02日 20:29
国際宇宙ステーション(ISS)から分離した米宇宙開発企業スペースXの宇宙船クルードラゴンの船内で、ISSの赤外線映像を映しているスクリーンを見る2人の宇宙飛行士の後ろ姿。米航空宇宙局(NASA)の映像から(2020年8月1日撮影)。(c)AFP PHOTO /NASA TV/HANDOUT
【8月2日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が開発した宇宙船クルードラゴン(Crew Dragon)は1日(日本時間2日朝)、米宇宙飛行士2人を乗せて国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、地球に向けて出発した。米航空宇宙局(NASA)がその模様の映像を公開した。
スペースXは、「分離が確認された。(クルー)ドラゴンは@Space_Stationからの分離燃焼を4回実施」とツイッター(Twitter)に投稿した。
クルードラゴンは5月30日にロバート・ベンケン(Robert Behnken)、ダグラス・ハーリー(Douglas Hurley)両飛行士を乗せて米フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)から打ち上げられた。両飛行士を乗せてISSを離れた同宇宙船は2日(日本時間3日)に同州西岸沖に着水予定となっている。一方で東岸付近には、熱帯暴風雨「イサイアス(Isaias)」が接近している。
NASAはブログで、「8月2日(日)に、メキシコ湾(Gulf of Mexico)の第一目標地であるペンサコラ(Pensacola)沖、代替目標地であるパナマ市沖に着水させて回収するための条件は『ゴー』だ」と説明した。
NASAは現在も、1日夜にハリケーンから熱帯暴風雨に変わったイサイアスの進行状況を追っている。イサイアスは、バハマに豪雨を降らせた後、米フロリダ州に向けて進んでいる。(c)AFP