米下院、前FBI長官らに召喚状 多数派交代前に証言求める

11月28日 05:58


ロレッタ・リンチ元司法長官(左、2016年11月17日撮影)とジェームズ・コミー前米連邦捜査局(FBI)長官(2017年6月8日撮影)。(c)AFP/SAUL LOEB


【11月23日 AFP】米下院がジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官とロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)元司法長官に送った召喚状が22日公開され、共和党が下院多数派でなくなる前の来月初めに証言するよう求めていることが明らかになった。

 報道によれば、下院司法委員会のボブ・グッドラット(Bob Goodlatte)委員長(共和党)は今週、司法省の政治的偏向について、民主党が下院の過半数を握る1月前にコミー、リンチ両氏を証言させる計画だと述べていた。

 コミー氏は同委員会から召喚状を受け取ったことを確認したが、聴聞が非公開で行われる場合には召喚を拒否する意向を表明。ツイッター(Twitter)投稿で、「白日の下でならすべての質問に喜んで答える」とする一方、「『密室』のやり方には反対する。彼らがえり好みした内容をリークし、歪曲(わいきょく)するのを十分に見てきたからだ」と説明した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)前政権下で司法長官を務めたリンチ氏は議会証言についてはコメントしていないが、公開された召喚状の写しによれば、同氏は来月4日に証言するよう求められている。また、コミー氏の証言は同3日とされている。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はこれまで、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官による私用メール使用問題の捜査でクリントン氏をかばったとして、コミー、リンチ両氏を繰り返し非難してきた。

 トランプ氏は、2016年米大統領選挙におけるトランプ陣営とロシアの共謀疑惑に対するロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官の捜査についても、偏向があると非難している。(c)AFP