【9月13日 AFP】スペイン反ドーピング機関(AEPSAD)は12日、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)で活躍したロシア代表FWデニス・チェリシェフ(Denis Cheryshev)に対し、ドーピングの調査を開始すると発表した。
現在スペイン1部リーグのバレンシアでプレーするチェリシェフの父親であるドミトリ(Dmitri Cheryshev)氏は昨年6月、チェリシェフが同リーグのビジャレアル(Villarreal CF)でプレーしていた際に、成長ホルモンの注射を受けていたとメディアに話しており、今回の発表はそれを受けてのものとなった。
ドミトリ氏は自身の発言が記者によってねじ曲げられたと述べていたが、チェリシェフは自身の潔白は明らかであると主張している。
治療使用特例なく成長ホルモンを使用するとドーピングを行ったとみなされ、最長で4年間の出場停止処分を受ける可能性がある。
AEPSADのスポークスマンはAFPに対し「この件に関してさらなる情報を手に入れるため、調査を開始した」とコメントした。
「この調査はロシア反ドーピング機関(RUSADA)の協力の下で行われている。事態を把握している世界反ドーピング機関(WADA)とも連携を取り合い、結果は同機関にも通達される」
この夏行われたW杯で5試合4得点と活躍しロシア代表の準々決勝進出に貢献したチェリシェフは、いかなる不正行為も否定している。
チェリシェフは、ロシア紙スポーツ・エクスプレス(Sport Express)に対し、「私はすべてのことを正直に話してきた。問題は一切ないと思っている」と話し、「この件についてはすべてを正しい方法で扱ってくれた医療関係者に任せるべきだ」と続けた。
27歳のチェリシェフは今年8月、ビジャレアルからのローン移籍でバレンシアに加入している。(c)AFP