【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第29シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)が4-6、7-5、7-5、6-4で第5シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を撃破し、4回戦に進出した。
身長170センチで25歳のシュワルツマンは、2014年大会覇者で身長198センチを誇るチリッチを退け、180センチを超す長身の選手が優位に立っているテニス界において、小柄でも通用する余地があることを強調した。
2016年シーズンの四大大会(グランドスラム)ではいずれも初戦敗退を喫していたシュワルツマンは、「テニスがあらゆる者のスポーツだと理解してもらえることを望んでいる。背の高い人間だけのものじゃないんだ」とコメント。
「長身の方が大いに有利なときはある。速いサーブが打てるし、腕が長ければベースラインからの打球もすべてスピードが速い。だけど、自分はそういう状況に慣れているし、常に自分のテニスを向上させることを心掛けて、身長差については考えないようにしているんだ」
グランドスラムではキャリア初のベスト16入りを果たし、4回戦で第16シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)と対戦するシュワルツマンの山では、2012年大会覇者で元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)がトップシードとなっていた。
しかし、今大会ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を筆頭に、前回覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)、そして錦織圭(Kei Nishikori)らとともにマレーも故障で大会を棄権し、シュワルツマンの山で生き残っている最も高いシード選手は世界15位で第10シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)となったほか、メジャー大会で4強入りを果たした経験があるのは、第17シードのサム・クエリー(Sam Querrey、米国)だけとなった。
この状況を受けてシュワルツマンは、「ドローで幸運が起きたときはチャンス到来だ。若手選手やトップ10圏外の選手にとっては常に喜ばしいね」とコメントした。(c)AFP/Dave JAMES