【8月29日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)決勝で負傷し涙を流した大会第5シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、テニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)を6-4、6-3、3-6、6-3で退け、2回戦に進出した。
先月のウィンブルドンで自身2度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指していたチリッチは、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との決勝まで勝ち進んだものの内転筋を痛め、コートで涙を流した。
そのときの悔しい敗戦から自信を取り戻す道を模索しているチリッチは、「ウィンブルドンの決勝では身体的に100パーセントでないことは分かっていた。あのときは本当に受け止めるのがつらかった」と語った。
「だけど、そこから前向きな部分だけを受け止めることにしたんだ。ウィンブルドンの決勝までは本当にプレーが安定していて、キャリア最高の出来だったかもしれない。それは自分にとってすごく前向きなことだ。そのことを頼りに前進していきたい」
ウィンブルドン以来の実戦で世界105位の相手に勝利したチリッチは、「グランドスラムで2度目の決勝に進めたことが大きなモチベーションになっている」と明かすと、「調子を上げて、何か月も維持できるようにしていくつもりだ。1年後、1年半後にも再び素晴らしい結果を残せるようにしていきたい」と述べた。
故障で欠場が続いていたチリッチは、フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で2週間にわたり行われる今大会で本領を発揮できることを望んでおり、「身体的には申し分なく、とても充実している。それが一番大切だ」と明かした。
「きょうの試合では、積極的に攻め続けるには少し安定感を欠いていた場面もあった。久しぶりの実戦であることを考えれば、2セットを先取できたのは上出来だ。サービスゲームもあまり落とさずに済んだしね。ラリーを制することができたのも手応えを感じられたし、精神的にも自分自身を保てたと思う。ベストの出来とはいかなくても満足できる内容だった」 (c)AFP/Jim SLATER