トッテナムがアーセナルとのダービーを制す、アリとケインが得点

05月01日 11:28


16-17イングランド・プレミアリーグ第35節、トッテナム・ホットスパー対アーセナル。得点を喜ぶトッテナム・ホットスパーのデレ・アリ(左)とハリー・ケイン(2017年4月30日撮影)。(c)AFP/IKIMAGES/Ian KINGTON


【5月1日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは30日、第35節の試合が行われ、デレ・アリ(Dele Alli)とハリー・ケイン(Harry Kane)が得点したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、2-0でアーセナル(Arsenal)を下し、ホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)での最後のノースロンドンダービーを制した。

 トッテナムは、同日早い時間に行われた試合でエバートン(Everton)に3-0で勝利した首位チェルシー(Chelsea)に勝ち点差を7まで広げられていたが、スリリングなパフォーマンスでその差を4に戻した。

 トッテナムは後半10分にアリがこぼれ球を拾って先制すると、その146秒後にケインがPKで加点して、アリとケインは今季リーグ戦でのゴール数をそれぞれ17、21に伸ばしている。

 この結果トッテナムは、1995年以降では初めてアーセナルより上の順位でシーズンを終えることが確定した。アーセナルのファンはトッテナムより上の順位でのフィニッシュが決まった日を「セント・トッテリンガムズ・デイ(St Totteringham's Day)」と呼んでいたが、これも22年で終止符が打たれた。

 リーグ戦9連勝を飾ったトッテナムは、ホームでの連勝を同一シーズンでクラブ史上最長となる13に伸ばした。

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督にとって通算50回目のノースロンドンダービーで敗れたアーセナルは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)出場圏内との勝ち点差が6となった。

 消化試合が一つ少ないアーセナルは、今節4位を争うライバルであるマンチェスター・シティ(Manchester City)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が勝ち点1を手にするにとどまったため、失望も幾分和らいでいる。

 トッテナムを指揮するマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は英BBCに対し、「とても満足している。とても重要な試合だったが、完璧なパフォーマンスだった」とチームをたたえている。

「優勝争いは4ポイント差となった。これから何が起こるか見てみよう」

「22年ぶりにアーセナルの上に立つのはファンにとってファンタスティックなことであり、チームにとってももちろんそうだが、われわれは優勝を目指している」 (c)AFP/Tom WILLIAMS