『カンプ・ノウの奇跡』―バルセロナの選手や関係者のコメント

03月09日 17:28


サッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦、FCバルセロナ対パリ・サンジェルマン。勝利を喜ぶFCバルセロナの選手(2017年3月8日撮影)。(c)AFP/LLUIS GENE


【3月9日 AFP】8日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦の試合では、FCバルセロナ(FC Barcelona)が6-1でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に勝利し、2試合合計スコア6-5で大会史に残る逆転突破を果たした。そこでAFPは、『カンプ・ノウ(Camp Nou)の奇跡』の当事者となった選手やクラブ関係者の言葉をまとめた。

「なんでもいいから体を投げ出したよ。アウェーから帰ってくるときはすごく打ちのめされた気分だったけど、今は夢みたいだ。みんなで準備してきたのは、すべてこのときのためだった。ファンのおかげで10人多く戦ってるような気分だったし、最後はファンの勝利だ」――後半ロスタイムに決勝点を挙げたバルセロナのセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)

「これまでで最高の試合だ」――バルセロナのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)

「今夜のことを言葉で説明するのは難しい。ドラマというよりホラー映画だ。カンプ・ノウとはいえ、こんな試合は選手としても、監督としても見たことがない」――バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督

「言葉にならない」――仏紙レキップ(L'Equipe)が見出しで使ったエンリケ監督のコメント

「靱帯(じんたい)をやられてしまったが、安い代償だ!」――試合後に大喜びでピッチを駆け回ったことについて、エンリケ監督が放った一言

「永遠に記憶される歴史的な偉業だ」――バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長

「こんなの見たことがない。こんな気持ちが味わえるのはスポーツだけだ。どうすれば相手を苦しめられるかはわかってた。相手を走らせたし、準備もできていた。初戦は負けたけど、きょうのような試合ができれば、どこと当たってもそう簡単にはやられない」――バルセロナのDFサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)

「信じられない。第1戦の後はいろんな人から厳しいことを言われたけど、今夜は格別だ。僕らは歴史を作った。バルサが世界最高のチームなのは自分たちでわかっている」――バルセロナのMFイバン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)

「奇跡だ。準決勝に勝ち進んだ。僕らは最後まであきらめなかった」――バルセロナのDFジェラール・ピケ(Gerard Pique)

「悪夢だ。7分間で3失点というのは想像していなかたった。みんな動揺しているが、今はその話はしたくない」――PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長

「望んでいた展開に持ち込めなかった。主審の判定もバルセロナに有利なことが多かった。しかし、バルセロナは素晴らしいスピリットでプレーし、試合に勝利した」――PSGのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督

「FCバルセロナにおめでとうと言いたい。信じられないような結果を、彼らは今夜手にした」――元バルセロナの指揮官で、現在はイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)を率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督 (c)AFP