ラツィオの新監督にビエルサ氏が就任

07月07日 15:48


14-15フランス・リーグ1第37節、リール対オリンピック・マルセイユ。戦況を見守るオリンピック・マルセイユのマルセロ・ビエルサ監督(当時、2015年5月16日撮影)。(c)AFP/DENIS CHARLET


【7月7日 AFP】イタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)は6日、元アルゼンチン代表指揮官のマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)氏の監督就任を発表した。

 ラツィオは「マルセロ・ビエルサ氏と同氏のアシスタントらとの契約が結ばれたことを発表する。指揮官らは7月9日にローマ(Rome)入りする」と声明を発表している。

 昨季、フランス・リーグ1の開幕戦終了後に突如オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)の監督を辞任していたビエルサ氏は、それ以降は指導者の職に就いてはいなかった。

 ラツィオは、昨季後半にステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督を解任。最終節まではシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)氏が暫定指揮官となっていた。

 ビエルサ氏は1998年から2004年にかけてアルゼンチン代表、2007年から11年にかけてチリ代表を指揮。これまでアルゼンチンやメキシコ、スペインなどのクラブチームを指揮した経験はあるが、イタリアのクラブを率いるのは今回が初めてとなる。

 1999-2000シーズンを最後に優勝から遠ざかっているラツィオは、昨季8位に終わって同3位でリーグを終えた同都市のライバルASローマ(AS Roma)から大きく引き離されており、ビエルサ氏はチームの状況を一変させるという難しい任務に挑むことになる。(c)AFP