【1月15日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)は14日、解任されたルディ・ガルシア(Rudi Garcia)前監督の後任として、ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)氏の新監督就任を発表した。
昨季まで2年連続でリーグ2位の好成績を収めてきたローマだったが、今季は首位ナポリ(SSC Napoli)に勝ち点7差の5位となっており、クラブは13日、チームの低迷を理由にガルシア監督の解任を発表していた。
米国でジェームズ・パロッタ(James Pallotta)会長と会談を行ったあと帰国の途に就き、正式にチームを率いることになった56歳のスパレッティ氏は、2005年から2009年までローマの監督を務め、イタリア杯(Italian Cup)で2度の優勝を果たしている。そしてロシア・プレミアリーグのFCゼニト(FC Zenit)では、チームを2度のリーグ優勝に導いた。
スパレッティ新監督は「ローマ(Rome)という街、ASローマというクラブを忘れたことは一度もなかった。この街とクラブは、私にとって特別な場所だし、ここに帰ってくることができて感動している」とコメントした。
「初めてクラブに来たときから、私のメッセージは変わっていない。練習場には誰よりも先に到着し、最後に帰宅の途に就く。そこでの時間は、チームやクラブを助けるために費やされる」
ローマは今季のリーグ戦で計22失点を喫しており、これはナポリとユベントス(Juventus)より7点も多く、インテル(Inter Milan)とフィオレンティーナ(Fiorentina)を含めた現在リーグ優勝を争っているチームの中で最多となっている。
一方、得点数ではトップのナポリと2得点差の計36得点を記録しているが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表ストライカーのエディン・ジェコ(Edin Dzeko)は、ここまで3得点しか挙げられておらず、セリエAで苦戦を強いられている。
ローマは週末の試合でエラス・ベローナ(Hellas Verona)と対戦し、1週間後にはユベントスとの大一番が控えている。(c)AFP