10連敗のマジック、ボーンHCを解任

02月06日 12:01


14-15NBA、デンバー・ナゲッツ対オーランド・マジック。試合を見守るオーランド・マジックのジャック・ボーンHC(2015年1月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Doug Pensinger


【2月6日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のオーランド・マジック(Orlando Magic)は5日、チームが10連敗から抜け出せずにいる中、ジャック・ボーン(Jacque Vaughn)ヘッドコーチ(HC)を解任した。

 マジックは、4日のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)戦に103-110で敗れ、今季の戦績が15勝37敗に後退したのを受けて、今回の決断に踏み切った。

 暫定HCにはアシスタントコーチのジェームズ・ボレゴ(James Borrego)氏が指名された。ボレゴ氏は、ニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets、現ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans))で2年間アシスタントコーチを務めたのち、マジックで3年目のシーズンを迎えていた。また、ボーン氏が現役時代に所属していたスパーズでも2003年から2010年までアシスタントコーチを務めた経歴を持っている。

 ボーン氏は、2012-13シーズンにマジックの指揮官に就任して以降、1年目は20勝62敗、昨季は23勝59敗としており、通算成績では58勝158敗となっている。

 NBAで12年間の現役時代を過ごしたボーン氏は、5年間の在任期間でチームを毎年プレーオフに導いた前任者のスタン・バンガンディ(Stan Van Gundy)氏が解雇されると、2012年7月28日にマジックのHCに指名された。

 現役時代の2002-03シーズンに、マジックの選手としてプレーしていたボーン氏は、引退後にスパーズでアシスタントコーチを務めたのち、当時ではNBA史上2番目の若さとなる37歳という年齢で初めて指揮官に就任した。(c)AFP