【1月27日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は26日、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」にチャンネルを立ち上げ、世界中の視聴者に試合のハイライト映像や記事を届けるオンラインツールを増やすことになった。
第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)を数日後に控え開局したYouTube.com/NFLは、リーグに膨大な数の視聴者をもたらすことになるとみられている。
NFLのメディア戦略部門で副社長を務めるハンス・シュローダー(Hans Schroeder)氏は声明で、「映像と検索で世界をリードするユーチューブと米グーグル(Google)との提携で、NFLは高い関心を寄せる数百万人のファンから独自のアクセスを導ける」と述べた。
「われわれは、決して飽きることのないデジタル映像コンテンツを模索し続けていく」
このユーチューブチャンネルではスーパーボウルの生中継は行われないものの、即座に試合のハイライト映像が実況と解説者によるコメントつきで流されることになる。
グーグルのティム・カッツ(Tim Katz)氏はブログで、「ユーチューブは、どの機器のスクリーンでも見られます。ユーチューブのNFLチャンネルは、今週アリゾナ(Arizona)州から映像と音声をお届けし、試合前の展望からハイライト映像までお見せして皆さんの話題を盛り上げます」と投稿した。
カッツ氏によると、提携の一環としてNFLのビデオとニュースがグーグルの検索結果に反映されるという。
オフシーズンに入っても、さらに映像がユーチューブのチャンネルに投稿されることになっており、NFLいわく番組のスケジュールは「特別に制作された」ものになるとしている。
NFLによると、番組では試合のハイライト、プレビュー、記事、ニュース、解説、そしてファンタジー・フットボール参加者へのアドバイスのほか、NFL専門チャンネルのNFLネットワーク(NFL Network)と公式ウェブサイトのNFL.comのコンテンツも流すとしている。
2月1日にアリゾナ(Arizona)州グレンデール(Glendale)のフェニックス大学スタジアム(University of Phoenix Stadium)で開催されるスーパーボウルでは、昨季王者のシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)とニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が激突する。(c)AFP