米テキサス州の軍医療施設で銃撃、容疑者含む2人死亡
01月07日 13:51
米テキサス(Texas)州エルパソ(El Paso)のフォート・ブリス(Fort Bliss)陸軍基地に着陸した輸送機と兵士ら(2003年4月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/Paul BUCK
【1月7日 AFP】(一部更新)米テキサス(Texas)州エルパソ(El Paso)にあるフォート・ブリス(Fort Bliss)陸軍基地内の医療施設で6日、銃撃があり、容疑者を含む2人が死亡した。同基地の司令官が発表した。
基地の司令官であるスティーブン・トゥイッティ(Stephen Twitty)少将によると、基地内の復員軍人援護局(Veterans Affairs、VA)が運営する診療所で同日午後、銃撃が発生したとの連絡があり、同診療所は一時封鎖された。
事件発生からおよそ4時間後に行った記者会見で司令官は、「容疑者は死亡し、さらに1人が負傷して死亡した」と発表。一方で2人の身元や、死亡時の状況については明らかにしていない。
司令官は「診療所にいた他の患者・職員は全員が無事だ・・・事態は収拾されており、基地と周辺地域に差し迫った脅威はない」と説明。米連邦捜査局(FBI)が主導する捜査がすでに開始されていると述べた。
この診療所では、紛争地帯から帰還し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などを患う兵士らの治療が行われていた。
米国ではこれまでにも、軍関係者が関与する同様の事件が相次いでいる。同州にあるフォートフッド(Fort Hood)陸軍基地では昨年4月、精神に問題を抱えた兵士がおよそ8分の間に半自動式拳銃を少なくとも35回発砲し、3人が死亡、16人が負傷する事件が発生している。(c)AFP